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不登校の原因は こころの問題?

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不登校 文部科学省の認識:
1992年に文部科学省は、不登校児童生徒の民間施設への通所を認め、不登校はだれにでも起こりうると発表し、従来の認識を転換しました。

それまでは、世間一般においても、不登校はこどもの怠け癖とみられたり、親の関心は世間体のほうにウエイトが置かれたりしていました。
「体調がすぐれないのは気のせいだよ」
「とにかく学校へいけば治る」
「学校へ行くのはこどもの義務だ」
「ささいなことで学校へいけないと社会で生きていけないぞ」
等など、こどもに対して登校刺激を繰り返すことが多かったと思います。
登校刺激はこどもの状態に合わせておこなわないと、親子関係の悪化を招き、家庭内暴力を引き起こす原因にもなりえます。

不登校理由 本人に関する問題
文部科学省「平成19年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査資料」
が示すように、「本人に関する問題」が継続される不登校の理由のなかでもっとも多い理由になっています。「不登校 二次的要因」で説明していますように、本人に関する問題の大半は、こころが絡む問題なのです。

成長期の子供たちのこころはとても繊細です。普通の状態でも、すぐに落ち込んだり、悩んだりします。クラスメートが自分をどうみているか、自分は普通ではないのではないか、ちょっとしたことで自信をなくしたり、失望したり、好きだったものが突然嫌いになったり、いつのまにか孤立したりします。
いじめを受けている場合であっても、いじめがなかなか発覚しないのは、暴力だけでなく、いじめによって無視され、自己を否定された状況を打ち明けるのが耐えられなかったりするからです。教師に相談すれば、チクッたということで、いじめがさらにエスカレートするのではないかという恐怖心も加わり、誰にも相談しない場合が多いからです。

不登校という問題行動は、子供たちの悲痛なこころの叫びであるという受け止め方が必要です。

そして、不登校の初期の段階では、学校に行ってないことへの罪悪感や自責の念や葛藤、そういう自分がどうみられているのか過敏に反応して緊張や不安、焦りを募らせたりします。また、拒否的な態度や攻撃的態度をとったり、ときには甘えや退行行動になって現れたりします。

対応の多様性
こころの問題は、不登校の多様性に繋がっていきます。
多様性が広がるほど単一なこたえはありません。原因も対応もケースバイケースになります。
家族も真摯にこころの問題に取り組むことが大切です。
こころの問題は、家庭のこと、親のことが関係する場合が多いからです。
セラピストのなかには、不登校児童生徒と会わずに、親と面接をおこなうことで、子供の問題行動が治ってしまったケースをいくつも経験しているというセラピストもいます。
こどものこころは無意識の世界で親に守られている必要があるとしています。

文部科学省学校基本調査生徒指導上の諸問題の現状について

文部科学省「平成19年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査資料」


                                       

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